■裏アンセムレポート8
今までは私はゼアノートたちの同行と、奴らの
周辺で発生する事件ばかりに気をとられすぎて
いたようだ。
友たちの戦い……ハートレスの脅威から
光の世界を守る戦いが終わり、ゼアノートの
ハートレス、つまり闇の探求者アンセムと
名乗っていた存在が滅ぼされた。
王とは別のキーブレードを持つ”勇者”が
さまざまな世界をめぐって扉の”鍵穴”を封じ、
ハートレスを打ち倒したのだ。
一方、闇の世界へと飛び込んだ王は、
キーブレードの勇者と協力して、闇の世界と
光の世界の両側から”キングダムハーツ”の
扉を閉じ、大いなる闇の脅威を退けた。
だが世界には多くのハートレスが溢れており、
また”13機関”とノーバディが暗躍している。
世界はいまだ脅威に満ちているのだ。
世界の敵と戦う手段を突き止めねばならない。
それは私はの償いであり、復讐である。
そのために私は”忘却の城”に浸入した。
地上13階層、地下12階層からなる城の
”白い部屋”は、訪れる者の記憶に反応して
自由に変容する。
13機関の者どもは、この城で記憶に関する
実験を行っていた。
その実験の被験者である少女”ナミネ”は、
極めて特異な能力を備えているようだ。
彼女の能力から何が導き出されるというのか?
13機関に気取られぬよう、ひそかに調査を
進めていたところ、今日この城にさらなる
来訪者があった。
アンセムを倒したキーブレードの勇者”ソラ”と
その仲間たち。
そして地下深くに現れた闇のにおい。
役者がそろいつつあるようだ。
<<前へ(アンセムレポート7) || 次へ(アンセムレポート9) >>